青春18きっぷの旅2014夏(その4)
成 田
Narita
[千葉県成田市]
2014年8月30日土曜日

2014年夏の青春18きっぷの旅、4回目の行き先は


※上の画像の「成田」はマルセ様
クイズフォント「QUIZ SHOW」を使用しております。

ただし、成田空港からニューヨークに行ったり、ジャンケンをするわけではない。
目的地はもちろん成田山新勝寺である。

横浜から総武本線・成田線直通成田空港行きの快速
「エアポート成田」に乗車し、成田駅で下車。
表参道を進む。といっても
まだこのあたりはよくある駅前商店街の雰囲気。
この辺りまで来ると年季の入った建物が見られるようになり、門前町らしくなってきた。
そして、成田山新勝寺に到着。平成19年に建立された総門をくぐる。
仁王門(国指定重要文化財)をくぐり、階段を上った先には・・・
正徳2年(西暦1712年)に建立されたという、高さ25mの三重塔(国指定重要文化財)がある。
右の建物は一切経堂(成田市指定文化財)。
大本堂(昭和43年建立)。 聖徳太子堂。
さらに奥へ行くと、文久元年(西暦1861年)建立の額堂(国指定重要文化財)がある。
現地の説明板によると、額堂は奉納額や絵馬を掲げるための建物で、この額堂は正確には「第2額堂」らしい。
七代目市川團十郎より寄進された「第1額堂」は三重塔脇にあったが昭和40年に焼失したとのこと。
堂内には七代目市川團十郎の石像がある。
開山堂。
元禄14年(西暦1701年)建立の光明堂(国指定重要文化財)。
旧本堂の1つで、本尊は大日如来。
清瀧権現堂・妙見宮。
享保17年(西暦1732年)建立。
高さ58mの「平和の大塔」。
1階の霊光殿では常設展示「成田山の歴史」のほか、時期によって企画展が行われる。
包丁塚。
使い古した包丁の功徳への感謝のほか、調理した鳥獣魚菜の霊を慰め供養するために建立されたという。
安政5年(西暦1858年)建立の釈迦堂。
昭和39年に大本堂が建立されるまでは本堂だった。
なお、釈迦堂が本堂として建立される前は光明堂が本堂だった。
新勝寺の参拝を終え、駅方面に移動するが、通る道は表参道ではなく「電車道」。
この道には戦前に宗吾霊堂−成田駅前−成田山門前を結ぶ「成宗電車」(成宗電気軌道→成田鉄道成宗線)の軌道があったらしい。
画像右側には鳥居形の駅名標のようなものがあり、上部に「谷津小井戸」左下に「京成成田」右下に「成田山門前」と記されていた。
もしかしたらこの場所にかつて停留所があったのかもしれない。
そしてこの奥には・・・
煉瓦造りのトンネルが残っている。
現地の説明板によるとトンネルは2つあり、新勝寺に近いほうのこちらは第1トンネル(長さ約12m)。
第1トンネルを抜けた先にあるカーブ途中で撮影。
左側が第2トンネル、右側が先ほど通り抜けた第1トンネル。。
第2トンネル(長さ約41m)。 トンネル内に残る黒い汚れは煤だろうか。
第2トンネルの南口。 さらに「電車道」を進むと・・・
東の成田空港方面から来た京成線と合流し、京成成田駅に到着。
当然ながら京成線は青春18きっぷの対象外なので使用せず、JR成田駅に戻って帰途に就いた。
<(その3)
青春18きっぷの旅2014夏
New Yen Town Station
-The Archives of Travel with "Seishun 18 Ticket"-
(その5)二 俣>