青春18きっぷの旅2009夏(その1)
篠ノ井線・松本への旅

2009年7月23日


<ツーデーパスの旅2日目から続く>

高崎駅そばのコンビニで朝ごはん用の食べ物・飲み物を調達し、青春18きっぷで改札を通る。
1回目の欄に改札印が押され、2009年夏の「青春18きっぷの旅」はここから始まった。

「北陸フリーきっぷの旅」で一度乗車した金沢行き寝台特急「北陸」の入線を動画で撮影し、見送って約30分後、
4番線に臨時夜行快速「ムーンライトえちご」が入線。
一旦乗車し、2号車の自分の座席に荷物を置く。
一応世間一般では夏休み期間中(だからこそ3月から臨時列車に格下げされた「ムーンライトえちご」も運転されている)なのだが、乗車率は芳しくない。
「ムーンライトえちご」入線の4分後には「北陸大回りの旅」で乗車した金沢行き夜行急行「能登」が2番線に到着。もちろん「能登」の入線も動画で撮影。
「ムーンライトえちご」は先に述べたとおり2009年3月のダイヤ改正で臨時列車に格下げされ、いつなくなってもおかしくない。
また「北陸」「能登」は北陸新幹線が金沢まで延伸されるまでに(または延伸開業と同時に)廃止される可能性が高く、3列車はいずれも廃止の近い列車である。
(その後、2010年3月のダイヤ改正で「北陸」は廃止、「能登」は臨時列車へ格下げとなった。)
「能登」が1時9分に発車するのを見届けると、再び「えちご」に乗車。4分後に「ムーンライトえちご」は高崎駅を発車した。

新前橋・水上・越後湯沢での運転停車、長岡・見附・東三条・加茂・新津での客扱いを定期列車時代と同じようにこなし、
4時51分に「ムーンライトえちご」は新潟駅7番線に到着した。
新潟からは5時ちょうど発の越後線吉田行き、吉田から5時56分発柏崎行きと乗り継ぎ、7時8分に柏崎に到着(これで越後線完乗)。
夏休み中にもかかわらず学生服姿の中学生・高校生らとともに柏崎で16分待つと、やってきた信越本線直江津行きもすでに学生でやや混雑。
今回の旅ではじめての「お立ち」となったが、なんとか途中で座ることができた。
直江津で8時10分発の長野行きに乗り継ぐ。二本木でZ型スイッチバックを体験し、
北長野では一瞬南浦和と見まがうような(京浜東北線で使われていた209系が数編成並べて留置されている)光景を見て、9時52分に長野に到着。

長野からは10時10分発の甲府行きに乗り継ぎ、しなの鉄道との分岐駅・篠ノ井から篠ノ井線に入る。
最初の駅・稲荷山を出て約10分、今日2回目のスイッチバック。左手に善光寺平らしき風景を見ながらバックしていく。
これが日本三大車窓のひとつかと思ったが、それを望むにしては高さが足りないと思った。しばらくバックした後停車したが、駅らしき施設はなし。
どうやら信号所のようだ(後日調べたら「桑ノ原信号所」だったようだ)。信号所を発車して5分後、またしてもスイッチバック。しかし今度は善光寺平がよく見える。
今度こそ本物の日本三大車窓のひとつだろう。果たして、バックを終えて停車したところには「姨捨」と書かれた駅名標が建っていた。
これで3つのうち、40年以上前に新線に切り替えられて廃止され、見ることのできない狩勝峠を除く2つ(矢岳は2008年の鹿児島への旅で通った)を見たことになる。
姨捨を出てもしばらくは左手に善光寺平を望む絶景を見ることができたが、やがて森の中に入っていき、旧羽尾信号場を過ぎたところで冠着トンネルに突入した。

甲府行き普通列車は11時28分に松本駅に到着した。
松本は2006年9月に訪問予定だったが、その時は途中北陸本線での強風による列車遅延で叶わなかった。
11月に知人の結婚式で訪れた際も観光する時間はなく、3年越しでようやく松本城などを訪れることができた。
現存し国宝指定されている天守閣で訪問していないのは、これで愛知県の犬山城だけとなったが、その犬山城も8月に訪問する予定である。

帰りは15時55分発の小淵沢行きに乗車。小淵沢・甲府・高尾で乗り継ぎ、南武線との乗換駅・立川についたときには20時を回っていた。

高崎駅2・4番線。
「ムーンライトえちご」の種別表示は「臨時」になっている。
柏崎駅。
姨捨駅の駅名標と善光寺平。 松本駅東口。
北野建設の広告看板についている温度計は
30度を示していた。
松本市立博物館。 松本城太鼓門。
松本城天守。
松本城黒門。
松本城本丸。
天守から本丸を見下ろす。 本丸水門跡。
松本城天守。
開智小学校。
奥には開智学校が見える。
松本城二の丸御殿。 二の丸から天守を望む。

青春18きっぷの旅
2009夏
その2(鉢形)>
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